歴史に名を残すような人物や、偉業を成し遂げた経営者、政治家や、天命を全うした人たちは、古からの知恵として、目には見えないものも大切にしてきました。

帝王学を学んだり、易学、算命学、四柱推命、気学、占星術などを利用したり、ほかにも、率先して身の回りを掃除したり、徳を積む行動を心掛けたり・・・

たった一代でパナソニックを築き上げた松下幸之助が、寺社や学校などに多額の寄付をしていたことは有名な話です。

更に京セラ、第二電電(現KDDI)を創業した稲盛和夫氏は1997年に仏門に入り、あのスティーブ・ジョブスも禅に夢中になっていたというのもご存知の方が多いと思います。

人並外れた成功を手にした人々は、なぜそのように、“目には見えないもの”を大切にしてきたのでしょうか？

それは、彼らが目には見えない力を信じ、その力をコントロールすることが、真の成功には欠かせないのだと、疑いもなく信じているからです。

そんな目には見えない力の中でも、最も秘密につつまれた教えがチベットにありました。


それは、チベットに伝わる秘密の教え・・・
チベット密教です。

後でも詳しくお話しますが、 密教は、初期のインド密教【雑密】、中期の空海が伝えた中国密教【純密】、
そして後期の多田等観氏が伝えたチベット密教【極密】とバージョンアップされています。
それゆえ、チベット密教は密教の中でも最も極まった教えという事で【極密】と呼ばれています。

この、チベット密教は、悟りを求めて修業をするという、一般的な仏教のイメージに収まるものではありません。

実は、チベット密教は、願いを叶えることを極めた教えなのです。

ただ、秘密主義のために、その中身については、日本ではほとんど知られてきていません。

ですので、チベット密教というものについて少しお話しをさせてください。

チベット密教はインドで生まれた仏教の教えの中でも、最も後期に成立したものだとされています。

仏教が生まれた最初の頃の考えでは、救われるためには出家して修行に励まないといけないとされてきました。

ですが、これでは、出家をしていない大多数の人は救われません。
そのため、全ての人を救う教えとして大乗仏教が登場してきたそうです。

ただ、そんな大乗仏教でも解決できていない問題がありました。

それは、その教えが根本的には、来世で救われるための教えであったということなのです。

そんな中、生きている間に救われることを願い、新たな教えが登場しました。それこそが、密教だったのです。

この密教の教えというものは、簡単に広められることはありませんでした。

灌頂（かんじょう）という儀式を受けたものに対して、師が直接教えていくのみでしか伝授されなかったからです。

日本にも、中国を経由して密教の教えは伝わっていますが、これは中期密教と呼ばれるものです。

チベット密教は、後期密教と呼ばれ、インドから直接伝播したもので、日本に伝わっている中期密教とは大きな違いがあります。

チベット密教が他の教えにはない、大きな特徴としては、願望成就の秘儀を極めたことにあります。

より進化し体系化された密教の完成形が、チベット密教だったのです。

そんな秘密につつまれた、チベット密教の教えを、日本人として、一子相伝で受け継いでいる人がいます。

それが、佐藤伝氏です。

実は、佐藤伝氏はベストセラー作家でありながら、明治から昭和にかけて活躍した仏教学者である「多田等観」を祖父に持ち、その孫として一子相伝のチベット密教の教えを唯一継承した人物であります。

彼は、チベット密教の教えの一部から発想を経て、「 9マス （ナイン・マトリックス）」というユニークな問題解決＆夢実現法を開発されています。

また、上場企業のリーダー研修や教育機関での講演など、多くの人を教えてきた経験がありますが、チベット密教については、今まで、ほとんど語ることが無かったそうです。